カリスマ副社長はフィアンセを溺愛する
そんな頼れる課長と打ち合わせのホテルに入っていく。

大規模なイベントになるのは予想済みだ。

課長と会議室に通され、ホテル側の方と順調に打ち合わせをしていく。


「最終確認は2日前を予定しております。」

「はい。変更がありましたら、直ぐにご連絡させて頂きます。」

「当日は何時頃に会場の方に入られますか?」

「5時でいかがでしょか。」

「分かりました。当日は当ホテルスタッフにお任せを。」

「はい、宜しくお願いします。」


当日はホテルスタッフにすべてをお任せする。

私も当日はホテル側にとってはお客の一人だ。


「それでは宜しくお願いします。」

「畏まりました。」


一礼して会議室を出ていく。


「雨宮、お疲れ。」

「はい。」

「後はホテルに任せて大丈夫だろう。」

「はい。」

「今日は早めに退社して、疲れを取りなさい。」

「ありがとうございます。」


この打ち合わせの資料作成で、最近は遅くまで残業していた。

久しぶりに早く帰れる気がする。


「帰社して、副社長と恵さんに挨拶して帰らせて頂きます。」

「俺が伝えておくから、今日は直帰していいから。」


疲れていた私は課長の言葉に甘えて、そのままマンションに帰った。
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