カリスマ副社長はフィアンセを溺愛する
チャペルの次に案内されたのは披露宴会場だ。

机も椅子もない広い部屋を見渡した。

こんなに広い部屋でするの?


「岬様ですと…………これぐらいの広間かと思いましたが如何でしょう?」

「そうですね。これから招待客を纏めさせて頂きますが150人ぐらいを予定してます。」

「承知しました。」


そんな二人の話を聞いていた。

色々と決める必要がありそうだ。

慈英に暇はあるのだろうか。


「ではウエディングドレスの方へ。」

「はい。」


ついにウエディングドレスだ。

結婚式をするなら、絶対にウエディングドレスは着たいと思っていた。

真っ白なドレスを着る機会は結婚式しかない。

浮かれそうな自分を落ち着かせる。


「こちらです。専門のスタッフがおりますので、岬様が終わりましたら、先程打ち合わせした部屋にお戻りください。」

「はい。」


ここからは専門のスタッフが対応してくれるらしい。

キョロキョロと並ぶドレスを見渡していく。

色々なドレスが掛けられている。
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