カリスマ副社長はフィアンセを溺愛する
二人の結婚式に掛ける想いの温度差を感じながらも準備は進んでいく。
6ヶ月の間にやる事はやらなくてはならない。
あっという間に2ヶ月も過ぎて3月を迎えている。
披露宴の話も詰めていかなければならない。
「祝辞はもう俺が頼んだから。」
「あっ、うん。」
「どうしても会社関係は外せないし、余興とかも知り合いに頼んである。」
「あっ、そうなんだ。」
「心菜はドレスの試着とかブーケとか、他にも好きにしていいから。」
「あっ、うん。」
淡々と仕事のように決めていく慈英に頷くしかない状態だった。
まるで副社長と秘書のように。
披露宴を仕事の一部と考えているんじゃないかと…………寂しく思った。
心から祝福される披露宴になるのだろうか?
仕事のように……事務的な披露宴になってしまうんじゃない?
結婚式に対する想いが違う気がしてきていた。
「支配人には連絡しておく。悪いが、ドレスの件は恵と相談してくれ。」
二人で家にいるのに恋人同士に感じない。
隣に座るのは上司である副社長だ。
家で過ごしている筈なのに、初めて隣に座る慈英を副社長と重ねた。
本当に私達は恋人同士なのか?
家なのに会社と錯覚してしまいそうになる。
「わかった。」
そう答える私の心は冷めきっていた。
6ヶ月の間にやる事はやらなくてはならない。
あっという間に2ヶ月も過ぎて3月を迎えている。
披露宴の話も詰めていかなければならない。
「祝辞はもう俺が頼んだから。」
「あっ、うん。」
「どうしても会社関係は外せないし、余興とかも知り合いに頼んである。」
「あっ、そうなんだ。」
「心菜はドレスの試着とかブーケとか、他にも好きにしていいから。」
「あっ、うん。」
淡々と仕事のように決めていく慈英に頷くしかない状態だった。
まるで副社長と秘書のように。
披露宴を仕事の一部と考えているんじゃないかと…………寂しく思った。
心から祝福される披露宴になるのだろうか?
仕事のように……事務的な披露宴になってしまうんじゃない?
結婚式に対する想いが違う気がしてきていた。
「支配人には連絡しておく。悪いが、ドレスの件は恵と相談してくれ。」
二人で家にいるのに恋人同士に感じない。
隣に座るのは上司である副社長だ。
家で過ごしている筈なのに、初めて隣に座る慈英を副社長と重ねた。
本当に私達は恋人同士なのか?
家なのに会社と錯覚してしまいそうになる。
「わかった。」
そう答える私の心は冷めきっていた。