再会は突然に
やってしまった話
とえいあえずいけるところまでいくと宣言したものの、実際どう動くべきか見当がつかず、気づけば彼が会社に来てから3日目に突入していた。
基本的に総務部のフロアでの業務になるため、フロア外の行動範囲、時間がかなり限られている。
そんな中で、彼に会うことがなければ、そもそもあの時見た一行の一人にも会えていなかった。
これはスタート序盤からかなりピンチだということだろうか・・・?
恵梨も「流石に海外事業部に突撃なんかできひんしなぁ」と、恐ろしいことを言っている。
私はそれに愛想笑いしかできないが、心中穏やかでいられない。
そんなことしたら、高確率で社内に居辛くなるのは十分想像できる。
「そういえば今日の同期会どこやっけ」
「へ?」
なんとも間抜けな返事をしたのは、その日の昼休み。
いつもの社員食堂で、恵梨が唐突に聞いてきた。
「へ、とちゃう、もしかして覚えてへんの?」
呆れられるがもう慣れたことなので、気にせず頭の中でスケジュールを引っ張り出してくる。
えっと、今日は金曜日だから・・・。
基本的に総務部のフロアでの業務になるため、フロア外の行動範囲、時間がかなり限られている。
そんな中で、彼に会うことがなければ、そもそもあの時見た一行の一人にも会えていなかった。
これはスタート序盤からかなりピンチだということだろうか・・・?
恵梨も「流石に海外事業部に突撃なんかできひんしなぁ」と、恐ろしいことを言っている。
私はそれに愛想笑いしかできないが、心中穏やかでいられない。
そんなことしたら、高確率で社内に居辛くなるのは十分想像できる。
「そういえば今日の同期会どこやっけ」
「へ?」
なんとも間抜けな返事をしたのは、その日の昼休み。
いつもの社員食堂で、恵梨が唐突に聞いてきた。
「へ、とちゃう、もしかして覚えてへんの?」
呆れられるがもう慣れたことなので、気にせず頭の中でスケジュールを引っ張り出してくる。
えっと、今日は金曜日だから・・・。