再会は突然に
送ってもらうなら住所を教えるのも分かるし、鍵の件も理解できる。
ただもう少しカバンの中を整理整頓しておくべきだったとひどく後悔している。
きっと中身ぐちゃぐちゃだったんだろうなと思うと、なんとも言えない気分になる。
酔って寝込んで、さらにカバンの中がぐちゃぐちゃって、女性としてプラスではないだろう。
『とにかく鍵ちゃんと入ってるか確認してきたら?万が一なかったらあれやろ』
『あ、そうだね、ちょっと待ってて!』
外に持って出ると偶に通話が切れてしまうこともあるので、通話中のままスマホはテーブルに置き、部屋着として使っているパーカーを羽織って急いでポストに向かった。
ポストを開けると、そこにはダイレクトメールが1通と紺のハンカチがあった。
逆に入れてあるはずの鍵は見当たらない。
「ん?なんだろこのハンカチ」
不思議に思ったのが紺のハンカチ。
私には身に覚えがない、紺色でチェック柄の大人らしいハンカチだ。
ポストからハンカチを出してみると、カチャン!と何かが地面に落ちてしまった。
「あれ、これ私の鍵だ」
落ちたのは私の部屋の鍵だった。
ただもう少しカバンの中を整理整頓しておくべきだったとひどく後悔している。
きっと中身ぐちゃぐちゃだったんだろうなと思うと、なんとも言えない気分になる。
酔って寝込んで、さらにカバンの中がぐちゃぐちゃって、女性としてプラスではないだろう。
『とにかく鍵ちゃんと入ってるか確認してきたら?万が一なかったらあれやろ』
『あ、そうだね、ちょっと待ってて!』
外に持って出ると偶に通話が切れてしまうこともあるので、通話中のままスマホはテーブルに置き、部屋着として使っているパーカーを羽織って急いでポストに向かった。
ポストを開けると、そこにはダイレクトメールが1通と紺のハンカチがあった。
逆に入れてあるはずの鍵は見当たらない。
「ん?なんだろこのハンカチ」
不思議に思ったのが紺のハンカチ。
私には身に覚えがない、紺色でチェック柄の大人らしいハンカチだ。
ポストからハンカチを出してみると、カチャン!と何かが地面に落ちてしまった。
「あれ、これ私の鍵だ」
落ちたのは私の部屋の鍵だった。