再会は突然に
一歩進んで数歩退がる話
何故、大希に抱きしめられたんだろう。
回らない頭で必死に考えたが、当然答えが出るわけもなく。
ゆかりに報告の意味でラインしてみたが、忙しいらしく既読はつかなかった。
次の日、恵梨とゆっくり話せる昼休みに、お昼ご飯そっちのけであったことを全部話した。
「そこまで進んでたとは思わんかったけど良かったやん」
「良かった、のかな・・・」
「うち的にはええ思ったけど。だって何も思ってない人間をわざわざ家の前まで送る?抱きしめる?」
「そ、そうだけど」
「やろ?早よ動かな来週には帰らはるんやろ?」
エーズ社の人たちは約2週間の滞在で帰国することになっている。
約1週間前に来てるから来週の今頃にはもう日本にはいない。
そうなると次に会う機会なんて、いつになるか分からないし、会える保証もない。
いつまでもうじうじしてる場合じゃないんだ。
「でもどうやって言えば・・・」
「致命的なんは、連絡先を知らん言うことやな」
回らない頭で必死に考えたが、当然答えが出るわけもなく。
ゆかりに報告の意味でラインしてみたが、忙しいらしく既読はつかなかった。
次の日、恵梨とゆっくり話せる昼休みに、お昼ご飯そっちのけであったことを全部話した。
「そこまで進んでたとは思わんかったけど良かったやん」
「良かった、のかな・・・」
「うち的にはええ思ったけど。だって何も思ってない人間をわざわざ家の前まで送る?抱きしめる?」
「そ、そうだけど」
「やろ?早よ動かな来週には帰らはるんやろ?」
エーズ社の人たちは約2週間の滞在で帰国することになっている。
約1週間前に来てるから来週の今頃にはもう日本にはいない。
そうなると次に会う機会なんて、いつになるか分からないし、会える保証もない。
いつまでもうじうじしてる場合じゃないんだ。
「でもどうやって言えば・・・」
「致命的なんは、連絡先を知らん言うことやな」