再会は突然に
仕事終了後、私は寒空の下集合場所だと言われた駅前にいた。
会社の最寄駅から二駅離れた駅で、周りにはチェーンの居酒屋とコンビニがあるぐらいで時間を潰す場所がない。
コンビニも20分もいられず、堪らず出てきたぐらいだ。
「あとどれぐらいだろ・・・」
メンバーは会社がバラバラみたいで終わる時間もバラバラ、一応18時半が集合時間みたいだがすでに10分経過している。
今日に限ってマフラーを忘れ、今の私の体は冷気で冷え切ってるはずだ。
あゆちゃんにラインしてみたものの、返事はなく、おそらくまだ仕事をしているんだろう。
結局お昼から大希にどう話を切り出すか色々考えたけどどれもイマイチで、盛大なため息しか出てこないという困った状況だ。
考えなど一切進んでおらず、プラス寒い。
誰かが来る前に、温かい飲み物でも調達するべきか・・・。
「風香?」
男性の声で呼び捨てするのは家族以外、あの人しかいない。バッと振り返ると改札から出てきただろう大希が読めない表情で立っていた。
え、このタイミングで会う!?
「何してんの?」
「えっと、待ち合わせしてるんだけど、相手が来なくて」
会社の最寄駅から二駅離れた駅で、周りにはチェーンの居酒屋とコンビニがあるぐらいで時間を潰す場所がない。
コンビニも20分もいられず、堪らず出てきたぐらいだ。
「あとどれぐらいだろ・・・」
メンバーは会社がバラバラみたいで終わる時間もバラバラ、一応18時半が集合時間みたいだがすでに10分経過している。
今日に限ってマフラーを忘れ、今の私の体は冷気で冷え切ってるはずだ。
あゆちゃんにラインしてみたものの、返事はなく、おそらくまだ仕事をしているんだろう。
結局お昼から大希にどう話を切り出すか色々考えたけどどれもイマイチで、盛大なため息しか出てこないという困った状況だ。
考えなど一切進んでおらず、プラス寒い。
誰かが来る前に、温かい飲み物でも調達するべきか・・・。
「風香?」
男性の声で呼び捨てするのは家族以外、あの人しかいない。バッと振り返ると改札から出てきただろう大希が読めない表情で立っていた。
え、このタイミングで会う!?
「何してんの?」
「えっと、待ち合わせしてるんだけど、相手が来なくて」