再会は突然に
「ということだから行くよ」
「え、ちょ、何が!?」
「俺は風香とちゃんと話がしたいし、聞きたいこともたくさんある。もし誤解があるなら解きたい」
そう言いながら、ジッと見つめられ何も言えなくなった。
こうも見つめられてしまうと、開いた口も塞がってしまう。
も、もうどうにでもなれ!当たって砕けるんだって思ってたし、いい機会かも!!
半分ヤケクソになりながら、「分かった」とだけ言った。
そんな私に、大希はつけていた紺色のマフラーを外して許可なく私の首元にクルクルと巻いた。その早業に私は黙って見てることしか出来なかった。
ハテナマークをいっぱい頭に浮かべる私に、大希は「風邪引くぞ」とだけ言った。
「え、でも大希も外したら風邪引くよ?」
「俺のことはいいから。大人しく巻かれてること」
「でも」
「それ以上言うと口塞ぐよ」
にっこりと、妖艶に笑う大希に何故か一瞬身の危険を感じた。
大好きな人なのに、本能が危ないと警鐘を鳴らしている。
あぁこれ無理に反抗しない方がいいパターンだ、黙っとくが吉なやつだ。
「え、ちょ、何が!?」
「俺は風香とちゃんと話がしたいし、聞きたいこともたくさんある。もし誤解があるなら解きたい」
そう言いながら、ジッと見つめられ何も言えなくなった。
こうも見つめられてしまうと、開いた口も塞がってしまう。
も、もうどうにでもなれ!当たって砕けるんだって思ってたし、いい機会かも!!
半分ヤケクソになりながら、「分かった」とだけ言った。
そんな私に、大希はつけていた紺色のマフラーを外して許可なく私の首元にクルクルと巻いた。その早業に私は黙って見てることしか出来なかった。
ハテナマークをいっぱい頭に浮かべる私に、大希は「風邪引くぞ」とだけ言った。
「え、でも大希も外したら風邪引くよ?」
「俺のことはいいから。大人しく巻かれてること」
「でも」
「それ以上言うと口塞ぐよ」
にっこりと、妖艶に笑う大希に何故か一瞬身の危険を感じた。
大好きな人なのに、本能が危ないと警鐘を鳴らしている。
あぁこれ無理に反抗しない方がいいパターンだ、黙っとくが吉なやつだ。