再会は突然に
「こんなところで立ち話もなんだから中に入れてもらってもいい?」
「あ、そうだよね!散らかってるけど、どうぞ。あ、すぐに熱いお茶淹れるから!」
大希を中へ案内し、私はバタバタと小さなキッチンへ急ぐ。
そんな私に大希は「わざわざ沸かしてくれなくてもいいのに」と言ってくれたが、寒い中来てくれたのだ。
急ピッチでお茶を用意し、スーパーで買った個包装のバームクーヘンを持って大希の待つ部屋へ向かった。
部屋に入ると当然そこには大希が座っていて、いつも一人でいる空間に彼がいるのは不思議な気がしてたまらなかった。
まだ夢を見ているようで、正に今も実は夢なんじゃないかと疑ってしまうぐらいだ。
本当に夢じゃないよね?と思いながら大希の正面に座り、一息ついた所で大希が口を開いた。
「まだ詳しくは分からないけど、来年こっちに戻ってくることになった」
「え、戻ってくるの?」
「うん、実はこっちに支社を作ることになったんだ。で、支社のメンバーになったから来年のいつになるか分からないけど戻ってきます」
そう淡々と告げられて、私はすぐに理解は出来たがどう反応すればいいのか分からなった。
おめでとうって言うべき?でもあっちで働きたいならあまり嬉しくない異動になるよね?
私的には遠距離になると思っていたから素直に嬉しいけど、大希の表情読めないし物言いも淡々としてるし、もしかして嫌なのかも・・・。
「あ、そうだよね!散らかってるけど、どうぞ。あ、すぐに熱いお茶淹れるから!」
大希を中へ案内し、私はバタバタと小さなキッチンへ急ぐ。
そんな私に大希は「わざわざ沸かしてくれなくてもいいのに」と言ってくれたが、寒い中来てくれたのだ。
急ピッチでお茶を用意し、スーパーで買った個包装のバームクーヘンを持って大希の待つ部屋へ向かった。
部屋に入ると当然そこには大希が座っていて、いつも一人でいる空間に彼がいるのは不思議な気がしてたまらなかった。
まだ夢を見ているようで、正に今も実は夢なんじゃないかと疑ってしまうぐらいだ。
本当に夢じゃないよね?と思いながら大希の正面に座り、一息ついた所で大希が口を開いた。
「まだ詳しくは分からないけど、来年こっちに戻ってくることになった」
「え、戻ってくるの?」
「うん、実はこっちに支社を作ることになったんだ。で、支社のメンバーになったから来年のいつになるか分からないけど戻ってきます」
そう淡々と告げられて、私はすぐに理解は出来たがどう反応すればいいのか分からなった。
おめでとうって言うべき?でもあっちで働きたいならあまり嬉しくない異動になるよね?
私的には遠距離になると思っていたから素直に嬉しいけど、大希の表情読めないし物言いも淡々としてるし、もしかして嫌なのかも・・・。