好きになってしまった彼は
……私の嫌いなタイプ。


『飛鳥ちゃんはー、東京のどのへん?』

「……足立。」


知るはずないよ、あんな田舎町。
隣はもう埼玉県で。

不良ばっかり…。
その中の一人は私だったり……。


『え、足立なん?!』


そんな彼の態度に私はイライラするも、クラスは盛り上がる一方だった。

えーやだーナツくん知ってるのーって周りの女子が言う。

よく見れば、意外にメイクが濃くて。


……なじめない。
< 2 / 4 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop