好きになってしまった彼は
『足立のどこ?!』
「……うっさいなぁ。」
やっぱ嫌いなタイプ。
うざがらみするやつ、私大嫌い。
…なんて本人にはまだ言えないけど。
新学期でもなんでもない転校日は、荷物がたくさんだった。
半分以上、使わないものだったのに。
《隣の人に見せてもらえ。》
そういう先生を横目に、私はノートをカバンから出す。
隣の人と見るのも嫌なのに、その隣がさっきのあいつだったなんて。
『まだ自己紹介してなかったな?』
「……」
嫌いな人はとことん無視するタイプ。
私って死ぬほど性格悪いんだよね。
『俺、タカハシナツキ!』
「……聞いてないし。」
この学校での、初めての授業は最悪だった。
先生、隣の騒がしいやつが授業妨害してます。
「……うっさいなぁ。」
やっぱ嫌いなタイプ。
うざがらみするやつ、私大嫌い。
…なんて本人にはまだ言えないけど。
新学期でもなんでもない転校日は、荷物がたくさんだった。
半分以上、使わないものだったのに。
《隣の人に見せてもらえ。》
そういう先生を横目に、私はノートをカバンから出す。
隣の人と見るのも嫌なのに、その隣がさっきのあいつだったなんて。
『まだ自己紹介してなかったな?』
「……」
嫌いな人はとことん無視するタイプ。
私って死ぬほど性格悪いんだよね。
『俺、タカハシナツキ!』
「……聞いてないし。」
この学校での、初めての授業は最悪だった。
先生、隣の騒がしいやつが授業妨害してます。