溺愛王子様のつくり方
「なんか今日、ボーっとしてね?」
放課後の生徒会室。
あたしは書記として1年生の頃から生徒会に入っている。
きっかけは、いまの生徒会長であるひとつ年上の霧島燿に誘われたから。
「別にぼーっとなんてしてないよ」
燿くんにそう返事をして、書類をまとめる。
燿くんと知り合ったきっかけはなんだったか。
気づけば、入学してからの学校生活。
生徒会室にいることが多くなってた。
あたしはクラスに友達はいないから。
ここで燿くんと過ごす毎日が実は好きだったりする。
「入るぞー」
生徒会顧問の田代先生がドアを開けて入ってくる。
「教育実習にきた遊佐くん、俺が担当することになったからここも任せるからよろしくねー」
「よろしくお願いします」
田代先生の後から、爽やかな笑顔で朝の体育館で胸を波打たせた人が入ってくる。
「あー、女子がめっちゃ騒いでた実習生じゃん」
燿くんが彼の横に歩いていく。
放課後の生徒会室。
あたしは書記として1年生の頃から生徒会に入っている。
きっかけは、いまの生徒会長であるひとつ年上の霧島燿に誘われたから。
「別にぼーっとなんてしてないよ」
燿くんにそう返事をして、書類をまとめる。
燿くんと知り合ったきっかけはなんだったか。
気づけば、入学してからの学校生活。
生徒会室にいることが多くなってた。
あたしはクラスに友達はいないから。
ここで燿くんと過ごす毎日が実は好きだったりする。
「入るぞー」
生徒会顧問の田代先生がドアを開けて入ってくる。
「教育実習にきた遊佐くん、俺が担当することになったからここも任せるからよろしくねー」
「よろしくお願いします」
田代先生の後から、爽やかな笑顔で朝の体育館で胸を波打たせた人が入ってくる。
「あー、女子がめっちゃ騒いでた実習生じゃん」
燿くんが彼の横に歩いていく。