溺愛王子様のつくり方
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「……なぶ、学!」
親父と母さんの水入らずも終わって、母さんのベッドに顔を伏せて寝ていた。
頭上から聞こえる環の声に目が覚める。
「……ん、今なんじ……」
「もう夕方。お前昨日、一睡もしてなかったもんな」
環の言うとおり、母さんといれる時間がもしかしたらもう少ないかもしれないと思ったら寝る時間も惜しくて。
結局、朝の7時くらいまで起きてたと思う。
朝、1度森ノ宮に電話をして〝最後の日に行けなくてすみません〟と話してそこで記憶が途切れてるから、その後寝たのだろう。
目の前の母さんを見ても、昨日と状況は何ら変わってはいない。
「うわ、なんだお前この着信」
俺のスマホのディスプレイを見て環が声をあげる。
「は?」
環の声に、ベッドの上に置いてあるスマホを手に取る。
「……なぶ、学!」
親父と母さんの水入らずも終わって、母さんのベッドに顔を伏せて寝ていた。
頭上から聞こえる環の声に目が覚める。
「……ん、今なんじ……」
「もう夕方。お前昨日、一睡もしてなかったもんな」
環の言うとおり、母さんといれる時間がもしかしたらもう少ないかもしれないと思ったら寝る時間も惜しくて。
結局、朝の7時くらいまで起きてたと思う。
朝、1度森ノ宮に電話をして〝最後の日に行けなくてすみません〟と話してそこで記憶が途切れてるから、その後寝たのだろう。
目の前の母さんを見ても、昨日と状況は何ら変わってはいない。
「うわ、なんだお前この着信」
俺のスマホのディスプレイを見て環が声をあげる。
「は?」
環の声に、ベッドの上に置いてあるスマホを手に取る。