溺愛王子様のつくり方
......................................................
「今日、1度も会えてないな」
月曜。
学くんの実習最後の日。
これが終われば、あたし達の関係に名前がつくという日。
学くんは、朝のホームルームにも授業にもいなかった。
いつもならいる、お昼休みの屋上にもいなかった。
ここのところ毎日、学くんと屋上でご飯を食べていたからかな。
慣れていたはずの1人も寂しく感じてしまう。
「帰りになれば……ね」
なんだか言いようのない不安がこみあげてきて、ポケットの中に入っているプリクラに手を触れる。
〝また、月曜ね〟
そうこの日は別れた。
だから、今は忙しいだけ。
放課後になれば、学くんはすべて終わる。
あたしにとってのはじめての彼氏ができるんだ。
この1週間。
学くんとしてきたたくさんのキス。
どれもが優しくて、幸せだった。
だから、あたしはこの先にも幸せが待っていると信じて疑わなかった。
「今日、1度も会えてないな」
月曜。
学くんの実習最後の日。
これが終われば、あたし達の関係に名前がつくという日。
学くんは、朝のホームルームにも授業にもいなかった。
いつもならいる、お昼休みの屋上にもいなかった。
ここのところ毎日、学くんと屋上でご飯を食べていたからかな。
慣れていたはずの1人も寂しく感じてしまう。
「帰りになれば……ね」
なんだか言いようのない不安がこみあげてきて、ポケットの中に入っているプリクラに手を触れる。
〝また、月曜ね〟
そうこの日は別れた。
だから、今は忙しいだけ。
放課後になれば、学くんはすべて終わる。
あたしにとってのはじめての彼氏ができるんだ。
この1週間。
学くんとしてきたたくさんのキス。
どれもが優しくて、幸せだった。
だから、あたしはこの先にも幸せが待っていると信じて疑わなかった。