溺愛王子様のつくり方
「素直になると途端に可愛くなるよな」
「え?普段可愛くないってこと?」
「顔がとかじゃなくて……」
困ってる学くんはいつもの俺様な感じが抜けて、とっても可愛くなる。
普段見れない姿に胸がきゅうっとなるんだ。
「あはは、なんか困ってる」
「うるせーぞ」
グイッと引っ張られて体はすっぽりと学くんの腕の中。
「お前さ、今日……」
「今日?」
「霧島に抱きしめられてたろ」
「あっ……」
まずいと思ったんだ。
もしも、学くんに見られてたらって。
「なんでそんなことになってんだよ。浮気か?」
「ち、違うよ!あたしが泣いちゃったから……」
「泣いた……?」
あたしの言葉に顔を覗き込んでくる。
「ちょ、ちょっとね……」
学くんの瞳がなんだか優しい色をしていて。
見つめ返すことができなくて、目をそらす。
「葉菜のこと?」
「う、うん……」
あたしの返事に盛大なため息をつく。
「え?普段可愛くないってこと?」
「顔がとかじゃなくて……」
困ってる学くんはいつもの俺様な感じが抜けて、とっても可愛くなる。
普段見れない姿に胸がきゅうっとなるんだ。
「あはは、なんか困ってる」
「うるせーぞ」
グイッと引っ張られて体はすっぽりと学くんの腕の中。
「お前さ、今日……」
「今日?」
「霧島に抱きしめられてたろ」
「あっ……」
まずいと思ったんだ。
もしも、学くんに見られてたらって。
「なんでそんなことになってんだよ。浮気か?」
「ち、違うよ!あたしが泣いちゃったから……」
「泣いた……?」
あたしの言葉に顔を覗き込んでくる。
「ちょ、ちょっとね……」
学くんの瞳がなんだか優しい色をしていて。
見つめ返すことができなくて、目をそらす。
「葉菜のこと?」
「う、うん……」
あたしの返事に盛大なため息をつく。