【番外編】 俺様ヤンキーと秘密の隠し事。
〈総長室〉
〈燎夜side〉
案の定、璃杏は総長室に籠っていた。
すごく辛そうな顔をして。
燎「何があった?」
俺はすぐに問いかけた。
璃杏も分かっていたかのように答え始めた。
『クラスメイトにバレたことで、明日から学校行きにくいの』
燎「何でだ?」
璃杏は静かに話してくれた。
『中学のとき、そこもここみたいなヤンキー校だったの。そのとき、雷蝶に入ってて、今みたいに隠してた。そのとき、私にもクラスに何人か仲がいい友達がいた。けどある日、私の楽しい日常は、崩れた。学校に乗り込んできた仇火という族によって。そいつらは、私だけを狙えばいいのに、関係ないクラスメイト達にも手を出した。私の大切な友達にも。私はキレて、総長の姿を晒した。友達を守るために!けど、友達は私の姿を見て、軽蔑していた。そこから、友達はいなくなり、クラスメイトは離れていった』
『だから、また、またアタシから離れてくんだ!みんなみんな、離れてくんだ!』
璃杏の一人称が変わる時は、パニック状態になっているとき、前、理事長からそう聞いた。
だから、こうゆうときは……
〈ギュッ〉
『っ!?』
燎「落ち着け、璃杏。今のクラスにはそんなやついない」
『なんで?なんでそんなこと言いきれるの?アタシは…アタシは…』
燎「璃杏、大丈夫だ、クラスメイトがたとえ離れようが、璃杏には雷蝶も龍鬼も黒雅もいるだろ?誰もお前を軽蔑するやつなんていない、お前には俺だっている。お前は1人じゃない!」
『ほん、と?アタシ、一人じゃ、ない?』
燎「あぁ、みんながいる」
『うわぁぁぁ』
璃杏は、今まで我慢していたかのように、泣いた。
〈燎夜side〉
案の定、璃杏は総長室に籠っていた。
すごく辛そうな顔をして。
燎「何があった?」
俺はすぐに問いかけた。
璃杏も分かっていたかのように答え始めた。
『クラスメイトにバレたことで、明日から学校行きにくいの』
燎「何でだ?」
璃杏は静かに話してくれた。
『中学のとき、そこもここみたいなヤンキー校だったの。そのとき、雷蝶に入ってて、今みたいに隠してた。そのとき、私にもクラスに何人か仲がいい友達がいた。けどある日、私の楽しい日常は、崩れた。学校に乗り込んできた仇火という族によって。そいつらは、私だけを狙えばいいのに、関係ないクラスメイト達にも手を出した。私の大切な友達にも。私はキレて、総長の姿を晒した。友達を守るために!けど、友達は私の姿を見て、軽蔑していた。そこから、友達はいなくなり、クラスメイトは離れていった』
『だから、また、またアタシから離れてくんだ!みんなみんな、離れてくんだ!』
璃杏の一人称が変わる時は、パニック状態になっているとき、前、理事長からそう聞いた。
だから、こうゆうときは……
〈ギュッ〉
『っ!?』
燎「落ち着け、璃杏。今のクラスにはそんなやついない」
『なんで?なんでそんなこと言いきれるの?アタシは…アタシは…』
燎「璃杏、大丈夫だ、クラスメイトがたとえ離れようが、璃杏には雷蝶も龍鬼も黒雅もいるだろ?誰もお前を軽蔑するやつなんていない、お前には俺だっている。お前は1人じゃない!」
『ほん、と?アタシ、一人じゃ、ない?』
燎「あぁ、みんながいる」
『うわぁぁぁ』
璃杏は、今まで我慢していたかのように、泣いた。