【番外編】 俺様ヤンキーと秘密の隠し事。
〈総長室〉

〈茉莉side〉

今日は、たまたま休みになった。

そしたら今朝、優也くんから電話で、璃杏さんを見てほしいという。急いで行ってみたら燎夜くんに倒れ込むように眠っている璃杏ちゃんがいた。

瞼には泣いた跡。

みんなは学校に行かせて、私は璃杏ちゃんを見守る。

何が彼女をここまで追い込んだかは私にはわからないけど、璃杏ちゃん負けないで。

こうすることしか私にはできない。

そんな自分が嫌に思えた。
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