次期社長の溺愛が凄すぎます!
晴れて恋人……をすっ飛ばして、いきなり婚約者となった二人の関係。
左手に輝くリングを見つめながら、淹れてもらったコーヒーをすする。
「なんなら、もう一泊していく?」
「絶対にダメです!」
知り合いの伝手で、バラの花束のセッティングなどというお願いも聞いてもらったと言っていた藤宮さん。
だけど、高級ホテルのスイートルーム。
ベッドはキングサイズだったし、ソファのふかふか具合も格別。
ふたりで入っても余裕のあるジャグジー付きのお風呂と、小さいながらもバーカウンターまであるホテルの一室で、連泊なんてとんでもない。
「麻衣子なら、そう言うと思った。気にしなくてもいいのに」
ちょっとだけ誘惑にかられるけど。
それとこれとはまた別の話である。
あくびを噛み殺しつつ、またコーヒーを飲んで溜め息をついた。
「藤宮さんって、私のことよくわかってますよね……」
「それはよく見ているからね。君は気づいていなかったみたいだが、麻衣子のことを狙っている輩もいて俺は気が気じゃなかった」
「……気づいてない段階で、アプローチもされてないと思うんですが」
左手に輝くリングを見つめながら、淹れてもらったコーヒーをすする。
「なんなら、もう一泊していく?」
「絶対にダメです!」
知り合いの伝手で、バラの花束のセッティングなどというお願いも聞いてもらったと言っていた藤宮さん。
だけど、高級ホテルのスイートルーム。
ベッドはキングサイズだったし、ソファのふかふか具合も格別。
ふたりで入っても余裕のあるジャグジー付きのお風呂と、小さいながらもバーカウンターまであるホテルの一室で、連泊なんてとんでもない。
「麻衣子なら、そう言うと思った。気にしなくてもいいのに」
ちょっとだけ誘惑にかられるけど。
それとこれとはまた別の話である。
あくびを噛み殺しつつ、またコーヒーを飲んで溜め息をついた。
「藤宮さんって、私のことよくわかってますよね……」
「それはよく見ているからね。君は気づいていなかったみたいだが、麻衣子のことを狙っている輩もいて俺は気が気じゃなかった」
「……気づいてない段階で、アプローチもされてないと思うんですが」