キミの取り扱い説明書~君が冷たくする理由~


ドンッ!!!!



と大きな音がすぐそこで聞こえた。



そして、背中に感じる床の冷たい感触。
ジンジンと痺れる腕。


至近距離にある…




先輩の顔。




私は、先輩に押し倒されていた。




「まさか、俺の告白を断るなんてこと…ないよね?」



身長の高い先輩は、
上から私のことを見下ろすようにして見ている。





初めて男の人に…




"怖い"




と感じた。
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