佐野くんっ…!!
皆しっかりしていて、まさにエリートの集団とでもいったような感じなのだ。



私はだいぶ心に余裕ができ始め、クラスメイトたちを見回してみることにした。


そしてーーー



「あっ…」



思わず口から言葉がこぼれた。



「…?どうした?」



前の席の子が振替って聞いてきた。


たしか、さっきの休み時間に自己紹介をしてくれたーーー

三井くん、、、だったような気がする。



私は首を横に振り、



「なんでもない」



三井くんの質問から逃れた。



< 33 / 117 >

この作品をシェア

pagetop