佐野くんっ…!!
私に関しての色々な質問が飛び交う。



「美怜って女みたいな名前してんだな!」




う…。
なんて答えればいいんだ。。。





「バカいえ、お前だって千尋だろ?どっちに使っても大丈夫な名前なんだよ」


「そっか〜」



フォローしてくれたのか、三井くんが私の代わりに答えてくれる。



「それにしても肩幅狭いし手もちっちゃいし…」


「……?」


「綺麗な顔してるよな」



私は大勢の男子に取り囲まれたような状態で、ジロジロ見られながら話をされるため、さっきから冷や汗が止まらなかった。



「A組の斎藤が見たら、間違いなく狙われるぞ」


「言えてる」


「近づかせないどこーぜ」


「賛成!」


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