放課後は君と2人で
かわいいショップなどが立ち並んでいるちょっと賑やかな通りを2人で歩いている。
あたしたちの周りには制服を着ている高校生や仲良く手を繋いで歩いているカップルたち…
なのにあたしの隣には……
蒼衣先輩。
「はぁー」
「俺の顔見てため息つかないでくれない?
傷つくんですけど?」
「自転車くらい押してくださいよ。
福島先輩は押してくれましたよ?」
「俺は福島じゃないからね。
それに自分の荷物は自分で持つ。これって常識」
はいはい…
自分で持てばいいんでしょ、持てば。
少しくらい持ってくれたっていいのに。
蒼衣先輩のケチッ!
彼女に嫌われるぞ!
「俺はケチじゃないから。それに、彼女の荷物は持つし…
秋元さんは俺の彼女じゃないでしょ?」
「そうですね…」
…………ヤバッ!
ケチとか声にでちゃったよ。
今度から気を付けよ。