放課後は君と2人で



10月10日



外は良く晴れ、まさにデートにはもってこい!


でもあたしの気持ちは曇り空…



「ちょっと早く着いちゃった…」


まだ9時00分前。


店内でホットココアを飲みながら福島先輩を待っているけど…


「遅いなぁー」


いつもだったら時間よりも早く着いてあたしを待っていてくれるのに、今日はいない。


本当に来てくれるのか不安になる。



「悪い夏帆、遅れたっ」


ガラガラっと激しくドアを開け入ってきた。


走ってきてくれたのか息が荒れている。


「寝坊したんだわ」


「そんなに待ってないので大丈夫です」


「コーヒー、1つ」



店員さんにコーヒーを頼み額の汗を拭ってあたしの向かいに座った。



話さなきゃ…


ダメだよね。



「福島先輩、あのっ…」


「話があるんだろ?」




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