放課後は君と2人で
見つけたー。
平本先生はパソコンで何かを作っているようだ。
「秋元です」
「あっ…
ご苦労様です」
声をかけると画面から顔を離し、あたしの方に向いた。
かっこいいんだ…
聞いた話だと…
あたしの目の前にいる『平本先生』はこの学校で1番若いらしい。
他にあと2人くらい若い先生がいるけど1番人気は『平本先生』
「迷いましたか?」
「少しだけ…」
少しじゃなくて、沢山だけど。
「遅くならないうちに気を付けて帰ってください」
「はい」
先生にプリントを渡したし、
仕事終了!
あたしが準備室から出ようとしてさっき案内してくれた先輩をチラッとみた。
顔の前に両手を合わせて「先生、お願いっ」と言っている。
でも先生は「ダメだ。やまには休め」と言って反対されている。