放課後は君と2人で
一発言ったあたしはスッキリ!
けど3分で教室に戻ることが出来ないあたしは次の授業はサボることにした。
どこへ行こうか迷ったけど…
なぜか自然と足が向いてしまった図書館。
今は授業中だから誰もここにはいないはず…
「秋元さん?」
「……………蒼衣先輩」
先客がいた。
それよりどうして蒼衣先輩が?
授業なんてサボりそうには全然見えないのに…
「まあ立ってないで座ったら?」
「どうも」
あたしは促されるまま蒼衣先輩の隣に座った。
「秋元さんはサボり?」
「はい…
蒼衣先輩は?」
「俺は自習だから図書館で勉強でもしようかと思って」
図書館で勉強って…
あたし邪魔だよね。
あたしはそう思い席を立とうしたけど、蒼衣先輩に止められた。
「別に出ていかなくてもいいよ。
出ていって他の先生に見つかりたくないでしょ?」