エリート外科医と過保護な蜜月ライフ
先輩に怪しまれています⁉︎
土日は、普段どおり部屋の掃除やウィンドーショッピングを楽しみ、一人の時間を堪能した。

だけど、心がどこか浮かれるのは、先生と想いが通じ合ったからなのかな……。

月曜日の出勤も、いつもより足取りを軽く感じる。見上げる青い空も、なんだかより澄んでいるように思えるし。

今日は、ソンシリティ病院へ直行の日。もしかしたら、先生に会えるかな……？

そんな期待を持ちながら歩いていたとき、メールが入ってきた。会社のものではなく、プライベートのスマホ。

勤務中は休憩時間しか確認しないけれど、今はまだ出勤中だから見ておこう。

立ち止まり、鞄からスマホを取り出すとメールを開く。すると、それは先生からで、胸を高鳴らせながら読んだ。

先生から、連絡をくれて嬉しい。土曜日に別れてから、初めてのメール。

いつでもいいと言われても、やっぱり連絡をするのは気が引けてしまい、私からはできなかった。

《おはよう。俺は当直明けだから、今から帰るよ》

「当直明けだったんだ……」

やっぱり連絡しなくてよかった。夜間の急患対応とか、きっと忙しかったに違いない。

それにしても、当直が多い気がするけど、大丈夫なのかな。私で先生を支えることが、なにかあればいいのだけれど……。
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