エリート外科医と過保護な蜜月ライフ
先生から、私の手作りお菓子は美味しいと言ってもらえたから、どうしても渡したかった。
きっと、毎日忙しいのだろうから。せめて、甘いものを食べてもらって癒されてもらいたい。
そう考えて、ケーキを作ってきた。先生の口に合うといいのだけど……。
その夜、どこか期待していた部分があったのか、先生から連絡がなくて少し落ち込んでしまった。
もしかしたら、当直や急患で帰れていないのかもしれないし、明日以降メールくらいは貰えるかも……。
でも、そんな考えは、自分にとって都合がいいだけだったと思い知らされてしまった。
先生からは、ケーキを預けてから三日経っても、まったく連絡がこなかった……。
だからといって、不満をこぼしたら医師の恋人にはなれないよね。綾子から聞いた話は、やっぱり本当のことだと思う。
構ってもらえないからって、その切なさや寂しさは彼に伝えられないから……。
自立していなくちゃ……。
「どうしたの、小松さん? 今日は元気がないのね」
高野さんに言われ、私は我に返って笑みを作る。病院に着いてから、ますます先生のことばかり考えていた。
きっと、毎日忙しいのだろうから。せめて、甘いものを食べてもらって癒されてもらいたい。
そう考えて、ケーキを作ってきた。先生の口に合うといいのだけど……。
その夜、どこか期待していた部分があったのか、先生から連絡がなくて少し落ち込んでしまった。
もしかしたら、当直や急患で帰れていないのかもしれないし、明日以降メールくらいは貰えるかも……。
でも、そんな考えは、自分にとって都合がいいだけだったと思い知らされてしまった。
先生からは、ケーキを預けてから三日経っても、まったく連絡がこなかった……。
だからといって、不満をこぼしたら医師の恋人にはなれないよね。綾子から聞いた話は、やっぱり本当のことだと思う。
構ってもらえないからって、その切なさや寂しさは彼に伝えられないから……。
自立していなくちゃ……。
「どうしたの、小松さん? 今日は元気がないのね」
高野さんに言われ、私は我に返って笑みを作る。病院に着いてから、ますます先生のことばかり考えていた。