エリート外科医と過保護な蜜月ライフ
「おはよう、小松さん。ちょっときて」
「はい」
出勤するとすぐ課長に呼ばれ、デスクに向かう。昨夜は、先輩との急な食事に戸惑いっぱなしだったけれど、先生と会えて気持ちに充電ができた。
それに、思いがけない提案もあったし……。
「小松さんご指名で、仕事が入ってね」
「えっ⁉︎ ど、どういうことですか?」
ご指名という言葉に反応した私は、思わず体を前のめりにした。そんな私を見て、課長はクックと笑った。
「頑張った甲斐があったんじゃないか? 矢吹病院から、ご依頼があってね。ぜひ、うちの商品を詳しく聞きたいと……」
矢吹病院といえば、昨夜先輩が話していた病院……。偶然のこととはいえ、心のなかで驚いていた。
「矢吹病院は、以前営業で断られた場所ですが……」
「それでも、数回訪問したんだろう? 小松さんの印象が強かったみたいで、ぜひにと……」
信じられない。まさか、諦めた頃に声がかかるなんて。仕事が軌道に乗ってきたといっても、物足りなさを感じていた。
だから、新規の仕事が入ってきて、気持ちは高まってきた。
「ありがとうございます! 頑張ります」
「はい」
出勤するとすぐ課長に呼ばれ、デスクに向かう。昨夜は、先輩との急な食事に戸惑いっぱなしだったけれど、先生と会えて気持ちに充電ができた。
それに、思いがけない提案もあったし……。
「小松さんご指名で、仕事が入ってね」
「えっ⁉︎ ど、どういうことですか?」
ご指名という言葉に反応した私は、思わず体を前のめりにした。そんな私を見て、課長はクックと笑った。
「頑張った甲斐があったんじゃないか? 矢吹病院から、ご依頼があってね。ぜひ、うちの商品を詳しく聞きたいと……」
矢吹病院といえば、昨夜先輩が話していた病院……。偶然のこととはいえ、心のなかで驚いていた。
「矢吹病院は、以前営業で断られた場所ですが……」
「それでも、数回訪問したんだろう? 小松さんの印象が強かったみたいで、ぜひにと……」
信じられない。まさか、諦めた頃に声がかかるなんて。仕事が軌道に乗ってきたといっても、物足りなさを感じていた。
だから、新規の仕事が入ってきて、気持ちは高まってきた。
「ありがとうございます! 頑張ります」