エリート外科医と過保護な蜜月ライフ
「はい。今日は、納品に行きます」
「よろしく頼むよ。ソンシリティ病院の受注数は、最初よりわずかながらも増えたからね。期待してる」
「ありがとうございます」
課長にそう言われたら、やる気もますます出てくる。それに……、もしかしたら堂浦先生に会えるかもしれない。
中華のお店に行ってから二週間、プライベートで会うことは、もちろんない。それに、連絡も……。
当直や急患など、先生は多忙なのだから、たとえメールであっても、送ることに気が引ける。
疲れているときに、たわいもないメールを送られたら……と、想像するだけで勇気が持てなかった。
病院へ行くのもあれから初めてで、もしかして先生を見かけることができるかもしれないと、少し期待してしまっている。
先生の笑顔を、もう一度見たい……。ほんのわずかな希望を持って、ソンシリティ病院へ向かったーー。
「高野さん、お久しぶりです」
「小松さん、こんにちは。どうぞ、入って」
高野さんは笑顔で出迎えてくれ、私を中へ招き入れる。そして私は、納品する商品を彼女に確認してもらい、冷蔵庫へ入れる手伝いを始めた。
「よろしく頼むよ。ソンシリティ病院の受注数は、最初よりわずかながらも増えたからね。期待してる」
「ありがとうございます」
課長にそう言われたら、やる気もますます出てくる。それに……、もしかしたら堂浦先生に会えるかもしれない。
中華のお店に行ってから二週間、プライベートで会うことは、もちろんない。それに、連絡も……。
当直や急患など、先生は多忙なのだから、たとえメールであっても、送ることに気が引ける。
疲れているときに、たわいもないメールを送られたら……と、想像するだけで勇気が持てなかった。
病院へ行くのもあれから初めてで、もしかして先生を見かけることができるかもしれないと、少し期待してしまっている。
先生の笑顔を、もう一度見たい……。ほんのわずかな希望を持って、ソンシリティ病院へ向かったーー。
「高野さん、お久しぶりです」
「小松さん、こんにちは。どうぞ、入って」
高野さんは笑顔で出迎えてくれ、私を中へ招き入れる。そして私は、納品する商品を彼女に確認してもらい、冷蔵庫へ入れる手伝いを始めた。