たった独り事



「そうだね、では猫がここにいると証明するためにはどうしたらいいかな?」



「触れるかどうか?」



「では、ここにいる猫は『触れない』から存在していないのかな?君のご両親は今触る事ができないが、確実に存在していないのしているだろう」



「…聞いただけです」





「では、聞き方を変えよう。ここに猫がいることは果たして事実だろうか?」


私はしばし考える。




< 3 / 21 >

この作品をシェア

pagetop