常に上手な上司の攻略法

いかにも渋そうな白地に黒文字でお店の名前が書かれた暖簾をくぐる。



店内には5つのカウンター席と2つのテーブル席。



外観に反して(←失礼)、店内はすごくきれいだ。



幅が60cm程ある生け簀には大きな魚が泳いでいる。



照明も和な感じでお洒落で落ち着く。



二人だけなのでカウンター席に座るかな？



と思っていたところ、



須坂部長はテーブル席に座ったので、



私もすぐ向かいに座る。




メニューを見てすぐに須坂部長は



「とりあえず生で！」



と注文する。



紅松さんは？と聞かれたので急いでウーロン茶を注文する。



「紅松さん、お酒飲めないんだっけ？」



と言われ、



「そうなんです～二日酔いがひどくて…


折角誘っていただいたのにすみません」



と苦笑いしながら答える。


すると、



「気にしないでね～私かなり飲むけど」



と笑いながら返された。