常に上手な上司の攻略法
気付けば2時間半話していたようだ。



須坂部長は



「電車の時間があるから」



と言って帰る準備をし始める。



そして、



「あとはお似合いの二人でね」



なんて言葉とお代を残して席を立つ。




払いますよ!



と言ってバッグから出した私の財布をすぐに元に戻される。




「こういう時くらい奢ってもらいなさい」



と笑顔で言われ、お礼を言う。




そのまま須坂部長は颯爽とお店を出ていった。



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