常に上手な上司の攻略法
どれくらい経ったのだろうか…



とにかく無我夢中で作業をしていたので、人が入ってきたことに気づくはずもなかった。



「紅松さん…?」



と呼ばれ、思わず飛び上がる。



「どうしたの?」



なんて心配そうな顔で言われたものだから、



泣きそうになるが、何とか堪える。





事情を説明すると一緒に探してくれることになった。



「葉山主任今日は休みだから大丈夫ですよ!



早く帰ってください!」



と言っても、



「二人でやったほうが早いから」



と返され、何も言い返せず、結局一緒に探してもらうことに。




ちなみに葉山主任は休日にも関わらず、主任ミーティングに参加する為だけに来ていたらしい。
< 61 / 147 >

この作品をシェア

pagetop