常に上手な上司の攻略法
その日の夜。



家に帰って一人で思いっきり泣いた。



「もう頑張れないよ……



辞めたい……」







気付けば窓からは眩しい太陽の光が差し込んでいた。




このまま逃げちゃえば楽だろうな……



と思いながらも、



それはダメだ



と自分に鞭を打って出勤の準備をする。



いつも通り、ファンデーションを塗ろうと鏡を見ると、




そこには目の周りが赤く腫れた自分の姿があった。




もはやそれを隠すのすら面倒くさい……




一応、氷で目の周りを冷やしてみるが効果があるわけもない。



仕方なくそのまま出勤することにした。
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