常に上手な上司の攻略法
中に入るといきなり豪華なシャンデリアが目に入る。



他にもロビーには素人でもわかるような、



高級そうな絵画や置き物で上品に装飾が施されている。



そんな豪華すぎるロビーを通って式場のほうへ向かう。



受付を済ませて中に入る。



ほとんどが会社の人だと聞いていたけど、



周りに知っている人もおらず、少し心細くなる。



適当な所に座って式が始まるのを待つ。



10分くらいが経った頃、



「紅松さん」



と私を呼ぶ声がした。



声のする方を見ると、そこには



黒のスーツ


光沢のある白シャツ


シルバーグレーのネクタイ



を身に付けたイケメン……



葉山主任が立っていた。



スーツのせいで余計にかっこよすぎて直視できないというのに、



葉山主任はごく自然に私の隣に座る。






心臓が爆発するーーー!!!


と心の中で思いっきり叫ぶ。
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