常に上手な上司の攻略法
自分の部屋に戻ろうと、



アパートの階段のほうへ歩いて行こうとした時だった…














気付けば私は葉山主任の温かい腕の中にいた。





そして、




「俺のこともっと頼って良いんだよ……」



と、それまでより少し強く抱き締められた。









好きになっちゃダメだ……





葉山主任にはお付き合いしてる人がいるんだから……




頭ではわかっているつもりでも、



優しい葉山主任のことを



どんどん好きになってしまっている自分を、



もうどうすることもできなかった……。
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