僕の温度 (詩集)
冷たい雨の中で

少しずつ遠ざかる 貴方の背中

凍える指が

小さく震える

涙を堪えきれなくて

唇を 噛みしめた

貴方が振り向くから

無理矢理 笑って見せたけど

雨に紛れて

また 泣いた
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