惚れやすいんです、あたし
すると、坂本くん達がやってきた。
「坂本くん達遅いよ〜」
「ごめんっ、色々見てたら止まらなくって」
そう言って買ってきたお土産の袋をあたしに向けた。
「じゃあ俺行くな。」
「あ、うん。ありがとうね!」
あたしがそう言うと涼介くんは片手を上げて走っていった。
「宮本さんあのさ…」
坂本くんが何やら袋をあさりだす。
そして、
「これ….宮本さんにあげる」
「え?」
そこには可愛いハートのアロマキャンドル。