惚れやすいんです、あたし




思いっきりベッドに倒れてしまった。



が、


「「……」」



倒れてしまった体制が…あたしの上に涼介くんが覆い被さる状態。


目の前には数センチの距離で涼介くんの顔。




……ど、どうしよう。

すぐ退けばいいのに…、全然身体が固まって動いてくれない!!







「あ……….、ごめん」



涼介くんはそう言ってあたしからそっと離れる。




「う、うん……….」





……あたしの心臓がさっきからうるさい。




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