惚れやすいんです、あたし
「…痛いとこない?」
「え?あ…うん。ないよ大丈夫…」
なんか…変な空気。
今までこんな空気になる事なかったのに。
「もう時間だな….、俺帰るから優は勉強しとけよ。分からないとこあったら次来る時に教えるから」
そう言って涼介くんは出て行った。
「はぁー…」
何で涼介くんで緊張してしまった?!
まだドクドクいってる心臓の鼓動。
いくらわざとじゃなくてもあの距離は……涼介くんでもさすがに照れてしまった。
こんなにドキドキしたの初めてだーー。