続*もう一度君にキスしたかった
happy birthday darling
自分以外の人肌を感じながら目を覚ます。
そんな朝の幸せを噛み締め、彼の寝顔をゆっくり眺める。
案外朝に弱い彼の頬を、撫でたりキスしたりと悪戯して目覚めを促す。
……なんて悠長なことをしていたのは、元サヤに戻って最初の一ヶ月くらいだろうか。
鳴りっぱなしの携帯のアラーム音を無視して、私の身体に絡み付く。
互いにパジャマは着ているが、眠っていても彼の指は無意識にかいつも素肌を探していて、片方の腕が頭を抱いて首筋に置かれている。
もう片方は胴回り。
眠っているくせに力強いものだから、腕を伸ばしてスマホを取るのも一苦労だ。
「朝比奈さんっ、起きてっ」
ベッドサイドに置かれたスマホ、指の関節あと一個分、届かない。
「ん……」
微かに、唸るような声が聞こえたけれど、一層強く私を抱き込もうとする。
寝ぼけながら、胴に回った手がパジャマの裾から入り込み、私のお腹の素肌に触れた。
たまーに思う。
ほんとは起きてんじゃないのかって。
そんな朝の幸せを噛み締め、彼の寝顔をゆっくり眺める。
案外朝に弱い彼の頬を、撫でたりキスしたりと悪戯して目覚めを促す。
……なんて悠長なことをしていたのは、元サヤに戻って最初の一ヶ月くらいだろうか。
鳴りっぱなしの携帯のアラーム音を無視して、私の身体に絡み付く。
互いにパジャマは着ているが、眠っていても彼の指は無意識にかいつも素肌を探していて、片方の腕が頭を抱いて首筋に置かれている。
もう片方は胴回り。
眠っているくせに力強いものだから、腕を伸ばしてスマホを取るのも一苦労だ。
「朝比奈さんっ、起きてっ」
ベッドサイドに置かれたスマホ、指の関節あと一個分、届かない。
「ん……」
微かに、唸るような声が聞こえたけれど、一層強く私を抱き込もうとする。
寝ぼけながら、胴に回った手がパジャマの裾から入り込み、私のお腹の素肌に触れた。
たまーに思う。
ほんとは起きてんじゃないのかって。