続*もう一度君にキスしたかった
「んんんっ」
いきなりの深いキスでそれ以上の問答は封じられた。
唇を塞がれたまま、彼の手が私の肌の至るところを撫で上げる。
声は全て、彼が飲み込んでしまった。
とろとろに意識が溶けて、熱がこもってもう言葉も溢せなくなった頃、解放された唇からはただただ甘い喘ぎが零れ落ちる。
「真帆」
名前を呼ばれていることがわかっても、薄く目を開くしかできなくて。
彼の指先が与える感覚に、腰を浮かせてしならせる。
「三年も僕を忘れないでいてくれた人を、大切に思わないわけないよ」
ちゃんと、私の真意も伝わっていたらしい。
けれど指先に私の敏感な場所をとらえられ、それは私から言葉を奪ってしまった。