霧幻哀歌ー君と過ごした10 DAYSー
側から見れば私も普通の町娘だな。
なんて思っていると甘味処を発見。
「土方!あそこ行こ!!」
「あ?あそこは駄目だ。行くならこっちの甘味処に行くぞ」
そう言うと私の腕を掴んで反対方向へ足を進める。
辿り着いたところはさっきの甘味処より古いお店でお客さんもそこまで多くない。
「婆さん、よもぎ団子とお茶2人分頼む」
「おや歳さんじゃないかい。可愛らしい女子を連れて逢瀬かい?若いって良いわねえ」