霧幻哀歌ー君と過ごした10 DAYSー



どうやら土方はこの店の老夫婦とは知り合いみたいだ。


「やめてくれよ。俺は淑やかな女が好きでこいつとは真反対!」


「歳三、女子にそんな事言ったら駄目だろう」


奥からお爺さんがよもぎ団子とお茶を運んで来てくれた。


知り合って数秒だが好きだよ、お爺さん。


「ありがとう、お爺さん。いただきま〜す!ん〜〜〜〜!美味しい!!」


「はっはっは!いい子じゃないか。お嬢さん、良かったら歳三をもらってくれないかい?」


どうやらお爺さんに気に入られたようだ。


「え〜、土方って顔は良いけど性格悪いからな〜。ごめんね、土方!!」


「こら、勝手に話を進めてフるな!!!大体俺だってお前なんか願い下げだ!!!」


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