霧幻哀歌ー君と過ごした10 DAYSー




「あーーーっっっ!!!土方さんが逢瀬してるーーーー!!!」


土方と言い合いをしていると突然外からそんな声が聞こえて来た。


そちらへ目を向けてみると私と同じ歳くらいの2人、土方くらいの歳の人が1人の計3人が私達を見て目を丸くしている。


土方の知り合いかな?


「おう!みんなもこっち来いよ!!」


どうやらそうみたいだ。


土方の誘いで店に入って来た3人は私をまじまじと見ると土方を囲んで何やらヒソヒソと話し始めた。


失礼な人たちだななんて思っていると突然クルッと私の方を向いた。


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