霧幻哀歌ー君と過ごした10 DAYSー



男たちの元へ行く柚子を総司が止めようとするが時すでに遅し。


「こら!!良い大人が周りも考えずに何をやってるの!!今すぐやめなさい!!!」


男達の間に入って喧嘩を止めると騒がしかった場が一瞬にして静まり返った。


「何だぁ、この生意気な女は?」

「女はすっこんでいやがれっっっ!!!」


バチンッッッ


片方の男に顔を殴られて床に伏せる。

右頬にジンジンとした鈍い痛みが走り夏の生ぬるい風が痛みを助長させた。


「大丈夫か柚子!?!?」


慌てて柚子に駆け寄り抱き起こすと柚子の頰が赤く腫れていた。


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