合コン中毒

「ちょっ!」

リクくんは何事もなかったみたいな顔をしてるけど、私は顔が真っ赤になっていた。

だって、リクくんが私のシェイクを飲んだんだよ!

飲みかけの!

だって、これっていわゆる『間接キス』ってヤツでしょ!

「おいしいね、これ。俺も買ってくるわ。」

リクくんはそういうと、颯爽と席を立ってってしまった。

そして私と同じシェイクとチキンナゲットを買って戻ってきた。

「一口返した方がいい?」

リクくんはいたずらに笑っていた。
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