合コン中毒
「なにばらしてんだよ!」
後ろからリクくんが怒鳴った。
戻ってきてたんだ。
「めんごめんご☆口が滑った☆」
軽く受け流そうとするユウヤくん。
それに美紀も便乗する。
「そうだよー、なんで本名隠してたの?」
ナイス美紀!それ聞きたかった!
「危ないから。」
リクくんが静かに言う。
聞かない方がよかったのかな…?
「なんで危ないの?」
それでも食らいつく美紀。すごいなぁ。
ここまで来ると、心配を通り越して感心してしまう。
「うるせぇ、ゲーム続けるぞ。」
そう言うと、リクくんとユウヤくんはボールを投げ始めた。