合コン中毒
「オ、オ、オ…ウマ…」
「ふ、不藤くん?」
不藤くんは顔を真っ青にして挙動不審な感じになり始めた。
「ちょっと来い!」
私は不藤くんに腕をつかまれ、教室から引っ張り出された。
連れてこられたのは、学校中のヤンキーのたまり場の空き教室。
カラフルな頭の方たちが6人いた。
ひときわ目立つ銀髪の男が
「不藤、女連れてくんな。」
と怒った口調で言う。
ひ、ひぃ~!怖い怖い怖い怖い!
「こ、こいつ、オウマを知ってるんだよ。」
すると、銀髪男の顔色が変わった。
リクくんってマジで何者なの?!
「どういうことだ?」
銀髪男が私の方を見てくる。
ぎゃーっ!怖い怖い怖い怖い!
「名前、しか知らない、です。
あの…彼は、何者なんですか?」
私の質問に、銀髪男は答えた。
「あいつはこの町で最強の男だ。」