合コン中毒
「っと言いますと?」

私は銀髪男に聞き返す。

暴走族とかに興味がない私は話に追い付けなかった。

「はは…。おもしれぇな。」

銀髪男は面白そうに笑うと

「よし、シオン、帰る。準備しろ。」

緑の髪の男に言う。

緑の人はなかなかカッコよかった。

シオンと呼ばれた緑の髪の男は

「おいショウマ、嘘だろ?!」

立ち上がって大声で怒鳴りはじめた。

「黙れ。いいから用意しろ。」

ショウマと呼ばれた銀髪男はシオンという男を鋭く睨み付ける。

ひぃーー!怖い怖い怖い!

部屋にいた6人が荷物をまとめ始める。

え?帰っちゃうの?

「あの、ちょっと…」

「あぁ、おまえも来い。」

「えっ? ちょっ、きゃぁ!」

ショウマは私の手を引いて、教室を出た。

「どこ行くの?!」

「俺らの溜まり場だ。」

溜まり場ここじゃなくて?!

「乗れ」

と言われ、ショウマのカッコいいバイクに乗せられる。

ちょっと~私どこに連れてかれちゃうの?!
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